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 2003年7月27日 那智勝浦周辺 曇りときどき晴れ
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それでも私を走らせるもの

片道11時間、高速道路を降りてからが長いので、走行距離以上に時間がかかる。それでも、今回もまた駆り立てられるようにハンドルを握った。

広島、大阪、沼津、東京から南紀那智勝浦にチヌ師6人が集う。週半ばの23日から集まり始め、その楽しそうな様子はホストであるsomeさんの書き込みにより、ネットを通して伝わってくる。週末には最大人数となる予定だ。

過去の遠征の手ごたえからいって、そうたやすくチヌが釣れるエリアではない。しかし、そこに人が集まるのは、何か惹き付けられるものがあるのだ。上手く言えないが、南紀の山に、海に、空に、光に、風に、不思議な魅力があるに違いない。
そしてなにより「人」。someさんとそのご一家、宿を提供してくれるご近所のみっちゃんのキャラに多くの人が「やられて」いるのだ。

今回は、横浜から指を咥えて応援するつもりの私だったが、居ても立ってもおられず、25日金曜日の午後に参加を決めた。仕事を終えて、仕度をして自宅を出たのは夜9時半を回っていた。

名古屋までは、梅雨末期の激しい雨、高速道路も50km制限。途中1時間だけ仮眠をとり、伊勢道「勢和多気」まで一気に走る。夜が明けてくると、夏の日差しが降り注ぐ。深い山の中を走る42号線。窓を開け、木々の香りとすがすがしい風を楽しみながら走る。南紀はこのアプローチも楽しみの一つである。ロングドライブの疲れが一気に癒され、「来て良かった」と思う瞬間である。

朝8時過ぎ、出勤前のsomeさんと待ち合わせのコンビニに到着。以前親父の為に送ってもらった平尾井薬師のお札を納めに連れて行ってもらう。
今回、someさんは仕事の都合で休み無し。当然我々の釣行には同行できず、気を遣うだけの損な役回り。加えて、出勤前に山奥の寺まで案内を頼んだりして申し訳けない。

仕事に向かうsomeさんと別れ、皆が竿を出す森浦湾へ向かう。

一つの湾に6人
那智勝浦を越えて、しばらく走るとクジラで有名な太地(タイジ)である。深く切り込んだ入り江が森浦湾。
someさんが山寺の駐車場のアスファルトにチョークで書いてくれたポイント図によると、大きな湾を取り囲むように2人ずつ、3箇所に分かれて釣りをしているとのこと。普段紀州釣り師の多くないエリアなので、魚もビックリしたことだろう。

まず、一番遠い「イルカポイント」に向かう。ここはふくさん、かじさんの関東組みが入っている。「イルカポイント」にはイルカと触れ合う施設がある。夏休みという事もあり、家族連れがひっきりなしに訪れていた。

関東から車を飛ばして来た釣りキチ2人は、目もくれずチヌとのふれあいを求めて、団子投入の真っ最中だった。

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↑高速出口・・・ここから42号線をひた走る
↑一足先に梅雨明けの南紀
↑イルカがいるから、イルカポイント(笑)